我が家の目の前のバス停から2~3コ行ったところは、「イスタナ・カンポン・グラム」と呼ばれるイスラム色の濃いエリアです。
バスに乗って出かけてこのエリアに近づくといつも、車窓の向こうから、金色に輝く大きなドームが目に迫ってきます。
と~ってもキレイ!なのですが、その一方で思わず、「あのおぉきな、た~まねぎ~のし~たで~♫」と、サンプラザ中野さんの歌声が頭の中をグルグル回ってしまう、なんとも失敬な私…(;´∀`)
そう、「あの大きなタマネギ」は、シンガポール最大のイスラム教の寺院、「Sultan Mosque サルタン・モスク」のドームなのです(^-^)/
この「Sultan Mosque サルタン・モスク」がある「イスタナ・カンポン・グラム」。
こーんなに自宅の近くでありながら、在星7ヶ月半にして1度も行ったことがないっ!
そりゃないだろー(゚Д゚)ノってことで、友人とエリア散策に♪
インド、マレー、インドネシア、トルコ、エジプト、モロッコ、イランなどなど…。
本当にいろいろなイスラム圏の国からの人たちが多く集まり、エリア内の狭い通り沿いには、民族衣装用の生地・仕立て店、ビーズなどの手芸用品店、絨毯店、雑貨店、香水店、レストラン、カフェが並んでいます♪
観光客向けのお店ばかりかと思いきや、普通にイスラム教徒の人たちの生活に根付いているお店も多く、アジア各国のお土産店エリアにありがちな、おかしくもあり不快でもある客引きみたいなのはあまり受けません(*^_^*)
ステキなお店が多くてなかなか足が前に進まず、やっとのことでお目当ての建物が見える通りへ(^^;;
雨季であることを忘れさせてくれるような青空に、金色の「大きなタマネギ」ぢゃなくて、モスクのドームが目に飛び込んできました\(◎o◎)/!
この正面の通り、Bussorah St. (ブッソーラ・ストリート)は車が入ってこないので、ホント参道みたい。
両脇の雑貨店などに再び足を止めつつ、モスクに近づいていきました♪
下からドームとミナレット(塔のことです)を見上げると、こんなカンジ↑↑↑↑↑
狭い通りが多く、古くからの低層のショップハウスが立ち並ぶこのエリアで、圧倒的な存在感を持ち、威風堂々たる建物ですね( ゚ー゚)( 。_。)
シンガポールのイスラム教徒にとっての心の聖地であるこのモスク。
イスラム教徒以外の人も中に入って見学することができるので、もちろん入ってみました(*^_^*)
正面横の門を抜けて、靴を脱ぎます。
(祈祷を捧げるイスラム教徒たちは、敷地内奥の水場で全身を清めてから礼拝堂に入ります。)
見学者は、礼拝堂入口のカウンターで代表者の名前・国籍・入場人数を書きます。
そして、その奥の大きな礼拝堂が見えるスペースへ。
1階は男性がお祈りをする場所。
写真で写っているエリアには、見学者は入れません×××
(礼拝エリアの横の廊下は入ることができます○○○)
正面はメッカの方角となっていて、偶像崇拝しない宗教ですので、お祈りの対象物は何もありません。
絨毯が白くくり抜かれているように見える部分が、1人分のお祈りスペース。
イスラム教徒は1日5回、決められた時間にお祈りをしますが、この間は見学者は入場できません。
こうして私たちのような見学者が入場しているそれ以外の時間でも、こうしてお祈りに来る人たちがあとを絶たないのです。
女性がお祈りをする場所は2階で、1階の男性からは見えないようになっています。
2階に男性が上がることはもちろん、女性がお祈りしているところでの写真撮影は厳禁×××××
みなさん静かに、ひざまづき、手を合わせ、床にひれ伏し、熱心にお祈りしていました。
普段街の中で見るイスラムの女性は、「ヒジャブ」と呼ばれるスカーフのような布で頭髪を隠し、衣服は上下ともに肌の露出がないというのが共通点で、色や柄はまちまちなのですが。
お祈りの時は、上下ともに真っ白な布に身を包んでいました。
とっても神聖な空気に包まれたこの空間に身を置くと、ここは信仰の場であるのだということを、改めて強く認識しました。
おっと、見学者が忘れてはならないこと、でしたね、コレは。
ということで、肌の露出が多い服装(ノースリーブや短パンなど)では見学ができません×××
名前とかを書いた入り口のところで、全身を覆うガウンのようなものを貸してはくれます。
でも、数に限りがあるので、可能であれば敬意をもって、羽織ものなどを持参しましょう!
(日よけや、他の建物内の冷房対策にもなりますからね♪)
ご近所で、イスラム教と文化、雰囲気に触れることができる、の巻、でした★
「Sultan Mosque サルタン・モスク」
3 Muscat Street 198833
見学時間 : 9:00~12:00、14:00~16:30 (金曜日のみ14:30~16:30)