2012年8月10日金曜日

家族ビザに関する2012年9月からの新発給基準条件

たまには真面目な話題も書いてみようかと。
というのも、ここ最近目にすることが多い家族ビザの発給条件変更の記事と、私の知人のプライベート案件がリンクしたからなんです。

先日、日本にいる知人(日本人)から、「お腹に赤ちゃんができました!日本で出産後、来年の4月頃からシンガポールで子育てしますというステキなメール報告をもらいました。
わぁ~おっ(*^。^*)、と思ったところ、それに続いて、「でも、ダンナの仕事の状況では、私や子どもの滞在ビザは取れなそうという問題があるので、これからイロイロ考えなければなりません(>_<)」とありました。

私は彼女の言っている意味がわからず、返信に困ってしまいました。
そんなとき、シンガポールで生活している日本人が目にしないことは無い情報誌「AsiaX(アジアエックス)」に、気になる記事が掲載されていたのです。

「AsiaX(アジアエックス)」とは、メディアジャパン(Media Japan Pte Ltd)がシンガポールにおいて隔週で発行する日本語フリーペーパーで、シンガポールの主要ショッピングセンター、飲食店、書店などで無料配布されています。
シンガポール国内や、東南アジア諸国のニュースを中心に、シンガポール国内で働く日本人ビジネスパーソンをターゲットとした記事が主なのですが、私のようなプータローにも有益な情報が満載なので必ずGETしています(^O^)/

っで、その気になる記事というのが、最新版(2012年8月)に掲載されていた、「扶養家族査証、9月から認可基準を厳格化」という記事です。

記事全文はこちら ↓↓↓↓↓
アジアエックス シンガポール2012年07月12日 11:37

私にメールをくれた知人のご主人は、現在シンガポールで仕事をしている日本人。
現在、彼女とは遠距離生活をしていることになります。
これって、つい4か月前の私たち夫婦と全く同じ状況です。

シンガポールに引越してきてほどなく、なんの問題もなく「家族ビザ(扶養家族査証、Dependant Pass)」を取得して、毎日のほほほほぉ~ん、とノーストレスな生活をしている私には、彼女の目の前にある『家族ビザ』が取得できない」という問題が理解できなかったのです。

そんな時、アジアエックスの記事を読み、その他政府や日本のビジネス関連の記事をいろいろとwebで閲覧して、なんとなく彼女の状況が推察できました。

私のダンナや彼女のご主人のように、外国人がシンガポールで就労するためには、政府が発給する就労許可証」を取得する必要があります。

<参考webサイト>
シンガポール政府・人材開発省のwebサイト(英語)
人材派遣会社・パソナ・シンガポールのwebサイト

その「就労許可証」も、外国人の技能、学歴や賃金に応じて異なるさまざまな種類(P1、P2、Q、Sなどと区分けされている)の「就労許可証」があります。
その許可証の取得により、彼らはシンガポールで外国人労働者として就労することができ、その「就労許可証」の種類が、帯同家族がシンガポールで滞在するための「家族ビザ」の発給条件となっているということなのです。

2012年9月1日から変更される「家族ビザの発給基準条件」とは、

●月給$4,000(約25万1,000円)以上あること。
「P1パス(月給$8,000以上)」、「P2パス(月給$4,500以上)」の場合はすでにクリアしてます。
「Qパス」、「Sパス」取得者のみに影響してくることになります。
この条件を満たしていると、配偶者と子ども(21歳以下)の家族ビザが申請できます。

●両親を帯同する場合は、「P1パス(月給8,000Sドル以上)」のみ。
しかし、「P1パス(月給8,000Sドル以上)」取得者であっても、義理の両親の帯同は認められないということになっています。

<参考webサイト>
シンガポール政府・人材開発省のwebサイト(英語)

シンガポール政府は、外国人ビザ発給基準を次々に強化し、外国人の増加を抑制する傾向にあります。
そのことについて意見することは、ココではしません。
とにかく、今回の規制強化の影響を全く受けることなく、外国人である私自身が、こうして何の心配もなく穏やかにシンガポールで生活できるのは、ダンナが一生懸命働いてくれているおかげであることは間違いなく。
このことを本当にありがたいことだと思うと同時に、前述した私の知人ファミリーが今後もハッピーに生活できることを祈るばかりです。

<参考webサイト>
JETRO(日本貿易振興機構・ジェトロ)のwebサイト

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